無線LANブロードバンドルータについて

考えてみると、無線LANブロードバンドルータとは複雑な機械だね。

普段はあまり意識していないけど、多くの機能を内蔵している。

まず、NAT付きルータ機能。ルータは2つ以上のネットワークセグメントをつなぐ機能で、実はWANとLANという区別は無い。

NATはWAN側のIPアドレス1個を通してLAN側がWAN側につながる機能で、NATによってWANとLANの区別が出てくる。おっと、本当のNATは1個とは限定されていないけど、ブロードバンドルータは1個しか使わないということで(^^;)

この機能の拡張として、いろいろなアクセス制限も出来る。

次に、DHCP機能。これはLAN側に接続された機器に自動でいろいろな情報を伝達する機能で、かめ吉が使っているブロードバンドルータだと、IPアドレスデフォルトゲートウェイDNSサーバーなどが伝達される。

次に、DNS機能。IPの世界ではIPアドレスでアクセスするのが基本。なので例えば名前”d.hatena.ne.jp”でアクセスする様に見えて、実は名前をIPアドレスに変換してアクセスしている。

DNSは名前からIPアドレスに変換する機能で、乱暴に言うと電話帳のようなもの。

ブロードバンドルータに備わっているDNS機能は、実は本物ではなく、WAN側のDNSサーバーにLAN側の要求を丸投げしている(^^;)

最後に無線アクセスポイント機能。これはかめ吉はよくは理解していないが(^^;)、無線間をEthernetプロトコルが流れるイメージがある。仮想的なケーブルでつなげると思えば良いのだろう。

無線であるが故に、外部に漏洩したり外部から侵入したりされない工夫がされている。


無線LANブロードバンドルータはこれらを全て備えている。しかし、実はこれらの機能を1台で行う必要は無いし、機能が2つ以上あっても良い。

例えば、光とADSLを契約して、それぞれにブロードバンドルータを付け、一つのLANをつなげることが可能だ。セグメントアドレスを同じにすれば取り合えず使える。効率的に使おうとすると、とても面倒だけどね(^^;)

実は、セグメントアドレスを分けることも出来る。そうするとLAN内に2つのネットワークが存在する。ルータを入れないと、このネットワーク間では会話が出来ない。同じハブにつながっていてもだ。

2つのブロードバンドルータにそれぞれ別のセグメントアドレスとDHCPを設定すると、同じハブにつながっている機器同士、日によって会話出来たり出来なかったりスリリングだろうね(^^;)

個人宅では無意味だけど、手動設定のDHCPでうまく管理すれば職場では面白いかも(^^)

しかし、ブロードバンドルータなりの制限もあって、説明が難しいね(^^;)。誤解していることがあったら教えて欲しいなあ。