「大空のサムライ」

かめ吉の愛読書です。久しぶりに読み返しました。最後に読んだのはいつだったんだろうか?

筆者は太平洋戦争中に「活躍」した有名な戦闘機乗りで、自伝です。最近までご存命でしたが、今はどうでしょうか?かなり高齢のはずです。

写真は逆さまになっているのでは無く、ガタルカナルの戦闘で負傷した筆者が、ほとんど失神状態で飛行を続け、ついには無事に基地にたどりついたエピソードの一シーンです。

最初に読んだのはいつだったろうか?確か、単行本をかめ父の書棚で見つけたはず。小学生だったかも知れない。かめ父は戦記ものが好きだったので、この手の本が結構ありました。

上京して、また読みたくなって、文庫本を買いました。

最近は、日米で戦争していたことを知らない人が増えたそうですが、こんな時代が実際に有ったんです。当時の連合国から見ると日本は今の「北朝鮮」並かも知れません(-_-;)

再読して気がつきましたが、日米のガタルカナル消耗戦の初っぱなで負傷していたんですね。ということは、最後に読んだときは戦争の流れを理解していなかった頃ですね。

筆者は、沢山の人を殺しています。戦争だから仕方ないとは言え、子持ちになり「オヤジ」化したかめ吉には釈然としないところです。でも、生き方が真剣なんですよね。自分が生き残るためではなく、自分が信じた使命を果たすために命がけなんです。

なので、怠惰に生きているかめ吉は尊敬の念を抱いてしまいます。一番尊敬している人かも知れない。

また読みたくなったのは、「マクロス・ゼロ」の影響です。他のマクロスシリーズは、相手は「ヒト」ではありませんが、「マクロス・ゼロ」は同じ「ヒト」という種族間の戦争を土台にしています。

自分の信じるもの・大切なものを守るために命がけで「ヒト」を殺さなければならない状況になったらどうするのか、考えてしまいます。単に戦争反対を唱えればすむのでは無いんです。難しいです。

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