「大空のサムライ」、その2
筆者は、この本の中で、撃墜した機数を自慢する様子が全くない。それより、率いていた2機の列機を失わないことに心を砕き、失わなかったことを誇りにしているように感じる。
事実、第二次大戦中に列機を失わなかったのは筆者だけらしく、とても難しいことのようだ。
これがなぜ大変なのか若い頃は判らなかったけれど、部下を持つようになって、理解できるようになった気がしている。
命のやりとりをしている時に、部下にまで気を使える、その強靱な精神には脱帽。
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