RAIDの善し悪し
ヘタレさんからのコメントで、前から気になっていたことを思い出しました。
まず、RAID1はとても信頼性があるはずなんですが、職場にあったRAID1の外付けドライブ2台は何故か変に壊れました。同じ環境にあるので同じ様な時期に壊れちゃうんですね。なので、RAID1は気休めだと思った方が良いです(^^;)
職場にあるNASはRAID1とRAID5の組み合わせで、これも高信頼性が宣伝文句でした。
ところがこれも何回もドライブがだめになって、ついに訳の分からんエラーを出すようになって、修復を諦めました。物惜しみが強いかめ吉が管理するPCの中では、寿命が短かったです(-_-;)
それと腹立たしかったのがRAID5の書き込みの遅さです。サーバーと呼ぶのが恥ずかしいくらいの速度でした。
つらつら考えて理由が判ったんですが、RAID5はパリティブロックを持っています。これが難物なんですね。
先に挙げたNASは4ドライブ構成だったので、3ブロックのデータ毎に1ブロックのパリティブロックが必要です。これで書き込み速度が75%に低下します。
ただ、うまくハードウェアを構成すれば4ドライブ同時に書き込めるので300%の速度になるはずなんですが、そうならないですね(-_-;)
でも3ブロック単位で書き込みが起きれば、まだ効率が良いのですが、例えば1ブロック余ったとしましょう。
そうすると、パリティブロックを作るためには、書き込む必要がない2ブロックを読み出さないといけません。つまり全部で4ブロック分のアクセスが必要なのです。
読み込み後に書き込みなので、これは50%以上の速度には決してなりません。
OSは大量にデータをアクセスする時には、2のべき乗個のブロックをいっぺんにアクセスするので、3が単位だと必ず余るんですね。
なので、RAID5にするならば、2のべき乗個+1個のドライブ構成にすべきだと思います。4は最悪なのではないかなあ(-_-;)
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