マクロスFの技術的考察、その3

昨日、マクロスFに感情移入しているついでに急に気が付いたんだが(^_^;)

第2話に、バジュラとの戦闘でアイランド1の外壁が破壊され、穴が開くシーンがある。話は逸れるが、この外壁は自己回復するので、実はなるほどと感心してたり。

元に戻って、外壁が壊れた時にランカ・リーが外に吸い出されてしまう。最初に見たときは、「なんと乱暴な」ぐらいにしか思わなかったけど。

高い圧力と低い圧力の比が一定値(正確なことは忘れたが2前後)を超えると、チョークという現象を起こす。

テレビのシーンはチョークを起こしていないイメージで、普通なら正しいだろう。チョークを起こさなければ、流れの勢いが単に強くなるだけ。風船からガスが出るときの感じ。

ところが、コトは宇宙で起こったのだから、チョークを簡単に起こす。チョークを起こすと、穴の面で流れが音速になる。

たぶん流速は秒速200メートル強ぐらいになるだろう。穴から出たところで超音速になり、最終的に500メートルくらいになるだろう。計算が面倒というか、式を忘れたので数字はかなり適当。

なので、ランカ・リーにはこの流れが当たることになる。たぶんショックウェーブが発生する。「乱暴」ではすまないくらい痛いと思うよ(-_-;)

ただ、重要なのは気流に対する相対速度なので、流れに逆らわずにいるならば、痛い目には遭わない。ただし流れが200メートル秒以上だから、あっとうまに宇宙の彼方だろうね(^_^;)

ちなみにバルキリーで外から中に戻るが、バルキリーはどうみても超音速戦闘機なので、技術的にも戻れるだろう。プロペラ機はもちろん、ジェット機でも亜音速機では決して戻れないけどね。

「屁理屈」で感情移入を回避中(^_^;)