マルチスレッドな話、その3

数値シミュレーションをマルチスレッドで行う準備でベンチマークをしているのですが、面白いことが判りました。

資金が潤沢ではないので、マシンを毎年買い足している感じなのですが、そのために意識をせずに世代が微妙に違うマシンが揃ってしまいました。

まず、メインマシンはA.4コア+ハイパースレッド、次に買ったのがB.6コア+ハイパースレッド、つい最近がC.6コア+ハイパースレッドです。

Aを基準に考えると、Bは1コアの処理速度が上がってますが、マルチスレッドに対する傾向はAとよく似ています。理論的にはAなら8スレッド、Bならば12スレッドまで計算終了時間は同一なはずなのですが、実際にはスレッド数がコア数に達するまで処理時間は漸増し、コア数を超えると急激に増えます。

Cは1コアの処理速度がBよりかなり上がりました。また6スレッドまで計算時間はあまり増えません。6を超えると急激に増えるのはいっしょですが。Cでは各コアが効率よく動作するようなチューニングがされたようです。

ちなみに「VAIO Z」では、1コアの処理速度はBとCの間で、驚きです。ただしスレッドが増えると急激に計算時間が増え、2スレッドまではAより速いのですが、3スレッドで遅くなります。体感と合っていますね(^^)

from ろーとる powered by HatenaSync!