「スタートレック」の「転送」について

スタートレック」の中には、色々な将来技術が出てきます。一番印象的なのは「ワープ」でしょう。物理学的に将来実現可能なのか否かは判りませんが、是非実現して欲しいと思います。

一方で、実現が難しいと思っているのが「転送」です。岩石などの個体の中で「物質化」するのは、誰にとっても違和感があるので、今のところ「実施」された形跡は有りませんが、空気中では平気で「物質化」しています(-_-;)

空気も立派な「物質」で、普通のオトナの体積で100グラム弱くらいの質量があります。なので、元々あった空気を消し去らないと「物質化」出来ません。数十グラムの物質が消えます。

ここに書いたように0.5グラムの物質が消えると1万トン分の爆薬に相当するエネルギーを放出します。

なので、むやみに空気中に「転送」すると百万トンすなわち水爆クラスの爆発が起こるはずです(・_・;)

ただ、解決策はあって、お互いに「物質」を交換すれば良いのです。そうそう、そうしましょう(^_^)

ところで、「スタートレック」の後のシリーズでは、時代がアナログからデジタルに変わったせいか、「転送」を行う際に物質を「情報化」し、それをメモリらしき物に蓄える概念が出てきます。

このメモリらしきものから、「情報」の非破壊読み出しが可能であれば、「コピー」を作ることが可能で、人間を複製出来ます。倫理的な問題もはらんでしまいます。なので破壊読み出しの仕組みを作らなければならないと思うのですが。

情報は結局ビット列にすぎないので、これをコピー出来ないようにするのは難しい気がします。ただ、盗聴を防ぐ、知る有効な手段なので色んなところで研究されていると思います。「量子力学を使って云々」という記事を読んだことがあります。