マクロスFの技術的考察

主力機のVF-25の仕様を見ると、空虚重量が8,450kg、エンジンが宇宙空間最大推力1620KN以上の熱核タービンエンジン2基搭載とある。

これを眺めて、つらつら考えた。かめ吉の記憶違いも多々あると思うので悪しからず(m_m)

まず熱核タービンエンジン。WEBでもうちょっと詳しく調べると核融合エンジンのようだ。これがジェットエンジン並みの大きさになっいるみたいだ。

核融合では一定時間の高温・高圧が点火に必要になるので、高温のプラズマを一定の空間内に一定時間閉じこめることが必要になる。

現在の主たる閉じこめ方法が、「磁気閉じ込め」と「慣性閉じ込め」。このどちらかで、エンジンとして小型化できそうなのは「慣性閉じ込め」だろうね。これは原理的にスロットリングも出来るし。

「慣性閉じ込め」とは、小さな核融合燃料の塊に四方八方からレーザーなどのビームを浴びせて、圧縮し、核融合燃料に「点火」する方法。ちなみにスーパーコンピュータ開発の動機の一つがこの慣性核融合のシミュレーション。

このエンジンは大気中でも使えるみたいなので、空気流中で核融合反応を起こさなければならない。正確にビームを浴びせないと高圧にならないので、これはとても難しい技術だと思う。

ドイツが第二次大戦中に使ったV-1みたいなパルス燃焼形式が良い気がする。「核融合を起こした後、燃焼室に空気を導いて高温ガスを作り、それが終わったら、空気を遮断して、燃焼室内を静かにして核融合の準備をする」というような。どうやって遮断するのかわからないけど。

パルスタイプだと、動作周波数によってはとても迷惑な騒音を出しそう。もっとも宇宙空間だったら問題ないけど。パイロットには拷問かも。

「連続的な核融合」は、まだ誰も成功していないので、仕様が合うならば核分裂も候補だろう。液体金属冷却の高速炉を勧めたいけど、炉心温度がせいぜい2000度なので、推力は100KNクラスだろう。ちょっと要求仕様に合わないね(^_^;)

こんなことを妄想している間は楽しいね(^_^)