反物質その2

反物質は、陽電子反陽子反中性子からなる。普通の物質を構成する電子、陽子、中性子とは質量が同一だが、電荷が反対だと言われている。だとすると、中性子は電気的に中正なので、反中性子は何が違うのかよく判らんけど(^_^;)

物質では陽子と中性子からなる原子核を電子がくるみ、電子がお互いに反発して原子核同士の接近を妨げているし、原子核同士も容易には融合しない。

しかし、粒子と反粒子が出会うと容易に消滅し(対消滅と言われる)、大きなエネルギーを出す。

よって、物質と反物質が近づくと、原子核・半原子核の外側の電子と陽電子は易々と対消滅を起こし、原子核と半原子核の接近を妨げるものは何もない。むしろ電荷が逆なのでお互いに引き合うだろう。

なので、物質と反物質を共存させるのは、極めて難しいと言われている。反物質を保持するには磁気のような非接触の方法を使う必要があるだろう。

ただし、多量の物質と反物質が出会うと、境界で対消滅が発生し、エネルギーが発生するので、その圧力が接近を妨げるという話を聞いたことがある。そう言う気もする(^_^;)