「4原色」の話、工学的考察

視覚に関して生物学的な屁理屈をここここに書きましたが、この「視覚世界」を「カラーテレビ」などが再現しているわけです。

テレビ放送では「撮像管」と言ったと思いますが、これがまず「3原色」を感じます。デジカメなどは「3原色」のフィルターを光センサーの前に貼り付けたりして「3原色」を区別しています。

光センサー画素群の前に色フィルターを置くタイプ(例えば「3CCD」というのがあったような気がしますが)や「白黒」3画素にそれぞれ「赤」、「緑」、「青」のフィルターをはめてしまい、1カラー画素とするタイプがあると思います。

アナログ放送の規格や、MPEGなどの映像規格、JPEGなどの画像規格では、「3原色」信号が1「白黒」信号と2「色差」信号に変換されます。

簡単に言えば、「白黒」信号、「色差」信号は「3原色」を決められた割合で混合(加減算)します。割合は規格によって異なります。また「色差」信号は、「色」から「白黒」成分を除いたものという考え方だったと思います。

なぜ、「3原色」をそのまま使わないのか不思議ですが、まずアナログ放送が「白黒」規格から始まったからだと思います。それに矛盾しない形で「色」信号を「差」という形で付加したわけです。

また、この信号構成を利用して、「白黒」信号を重視する、「ヒト」の目の成り立ちに沿った情報量割り当てがされています。「色差」信号を荒くしてあります。

確か、アナログ放送のNTSC規格や、デジタル放送のMPEG規格は、「白黒」信号1.0に対して、「色差」信号それぞれに0.5を割り当てています。DVの規格では、「色差」それぞれに0.25です。

規格が理にかなっているんですね。かめ吉はこういうの大好きです(^^)。規格を考え出した人たちは、すごいなと思います。

疲れた。休憩(^^;)